4月1日の思い出。

昨日は朝からずっと、一応仕事態勢で自宅と事務所。

お客さん関係の仕事をして、原稿を書いて、
高校野球を観て、本を読んで、という感じで
過ごしました。

他に、今後の計画、4月の計画などを立てたりも。

まだまだ、ダラダラ癖は直りません。

ここは暦の力を借りて、新年度ということで
今日からハリキっていこうと思っています。

4月1日は母の誕生日。あとで電話しようと思います。

思い出すのは27年前、東京に出てきて引っ越しを
終えて、大学の入学式に出席しました。

前日、息子がこれから住むアパートに一泊した母は、
僕が入学式から帰ってきたら、置き手紙を残し、
すでに西宮に帰っていった後でした。

テーブルに置き手紙が。

母は田舎の中学を卒業してから大阪に丁稚奉公的に
働きに出て来ていたので、あまり学がないことを
自覚していました。

文章を書くのとかは、苦手だったと思います。

そして、あまりきれいではない字で、一生懸命
息子のために、段ボールの切れ端とメモ帳に
手紙を残してくれていました。

いまでもあの筆跡と手紙の感触を思い出します。
(今も持っています)

金物屋などでいろいろと買ってくれて、それを
どこそこに入れておいたから、ということ、
「これからは一人でやっていかなあかん」とか、
「お母さんも悲しいけど頑張る」とか、
そういったことが書いてありました。

それを読んで、僕はボロボロと泣きました。

初めてのホームシックと言うのでしょうか。

今でも4月1日には、春の「ぽわーん」とした陽気や、
桜の花や、母の手紙のことを思い出します。

春は好きな季節です。

ちなみに、母は今も元気に暮らしています。