インデックスファンドに投資をして増やし、それを取り崩して生きていく、ということ以外にも、いい投資のやり方があります。
「高配当株に投資する」という考え方があります。高配当株とは、その名の通り株式で、毎年出した利益に対する配当を株主に還元する会社の株式です。有名な例では、JT(日本たばこ産業)の株式などがあり、JTでは、年6%(2022年11月現在の見込み)程度が配当として還元されます。例えばJT株を100万円分買ったら、毎年6万円(税金を引くと少し減りますが)が入金される、ということになります。
このような収入が見込まれる高配当の株式をどんどん買っていけば、多くの配当を毎年得られることとなります。これは「不労所得」になります。4%の配当を毎年もたらしてくれる株を3,000万円もっていれば、毎年120万円、つまり平均で毎月10万円の収入となります。これは、会社が倒産しなかったり、業績が悪くなって配当を減らしたりしなければ毎年収入として計算できるものです。業績などのチェックが必要となりますし、積み立てていくときには配当利回りとか業績などを確認して投資する必要はありますが、何もなければ、毎年しっかり収入になってくれるのですから、ありがたい存在です。
また、配当だけではなく、元本が値上がりして、資産が増えることも期待できるのが高配当株のいいところです。基本的には、大きく伸びる可能性のある成長株は配当を出していない、または配当がとても少ない会社が多いのですが、配当をしっかり出している企業でも、成長する会社があります。また全体の株価が上がっていくことで、高配当株の株価も騰がる可能性があるということになります。
高配当株には、日本の株式もあれば、海外の株式もあります。今はアメリカなど海外の株式を買うことも割と容易になっています。アメリカの高配当株は、毎年配当を増やしている「連続増配株」も多いですし、それらの高配当株をまとめたETF(上場している投資信託のようなもの)もあり、投資は割としやすいです。
先ほども述べましたが、これらの高配当株をコツコツ買っていけば、ある程度のキャッシュフローを得ることは可能です。買っていく過程で入ってくる配当をさらに元本に組み込んでいけば(複利)、元本の成長も見込め、さらに配当が増えるスピードが増すでしょう。私自身は高配当株をなかなか魅力的な投資だと認めて、今はコツコツと買って言っています。ただの高配当株ではなく、高配当の上に、配当や株価も上がっていく(増えていく)見込みのある株式を探し、投資しています。どうなるかはわかりませんが、選ぶ過程も楽しいですし、将来も楽しみです。
将来のキャッシュフローを得るためには、高配当株はお勧めです。興味があればぜひすぐにでも初めてみてください。最近では少ない手数料で1株から買える証券会社も増えていますので、初めやすいかと思います。