ギャンブルとか欲の抑制について

ギャンブルとかいろいろな欲、これをできる限り
排除していかないと、人生がダメになるという話
です。

恥ずかしいですが、僕はギャンブルが好きです。
競馬をずっと(40年近く)やってきていますし、
馬を少し所有(一口馬主とか、共有馬主)したり、
しています。馬関係以外のギャンブルはほとんど
しませんが、麻雀も含め、好きです。

株についても、ギャンブル的な取引をここ数年、
してしまっていました。今は足を洗って純粋な投
資に切り替えています。

結局のところ、ほとんどの人は、ギャンブルで勝
つことはできません。僕のような凡人は特にそう
で、結局負けてしまいます。

いい方法があるんじゃないかと探し、それに辿り
着きそうになるのですが、結果的にはやはり負け
てしまいます。

勝つ人は一握り、実際にいるのですが、そこに入
るのは並大抵な事ではありません。

死ぬほどの努力をしたうえで、運がよくなければ
勝てないというのが事実でしょう。

というのも、そういう仕組みになっているからで
す。皆さんもお分かりのとおり、例えば競馬では
100円賭けると、平均的に75円程度しか返ってき
ません。

ものすごく頑張って、平均回収率75%のところ、
回収率を90%にできるかもしれませんが、それで
も負けは負け、買えば買うほど負けてしまいます。

たまに勝ったとしても、普通はやればやるほど負
けていきます。大数の法則というやつです。

株式のトレードは、まだましですが、手数料分必
ず負けるのが普通です。取引を多くしてその頻度
を多くすればするほど負けに近づきます。

手数料は競馬のテラ銭ほど大きくないので、利益
を出す可能性は高まりますが、それでも厳しいも
のがあります。

よく「100万円を○億にした!」という見出しが躍
りますが、一部の運のいい人、本当に頭の良い人、
自分をしっかりコントロールできる人の話で、自
分とは関係ないと思った方がいいでしょう。

それと、欲をコントロールすることも大切です。
欲にもいろいろありますが、欲を出せば出すほど
うまく行かなくなるというのが現実のようです。

湧き出る欲を叶え続けると、どこかに破綻をきた
す可能性を高めることになるでしょう。金銭面や
健康面などで、立ち行かなくなることもあるでし
ょう。

生きていくうえで必要な欲をある程度叶えること
は大切ですが、それほど必要のない欲は、抑制し
たほうがいいと思います。

僕自身は、ギャンブルとか欲の抑制などが、あま
りできていないことが多く、いつも考えてはいる
のですが、結局気が緩み、自分を許してしまうこ
とが多く、なかなかうまく行きません。

ただ、抑制することを考えているだけでも、少し
はましで、ある程度は自分をコントロールできる
ようになってはきました。

自分にメチャ厳しくする必要はありませんが、あ
るていどは、自分をコントロールして、抑制して、
規律ある生き方をすべきと思っています。ギャン
ブルや欲に溺れているだけではだめでしょう。

楽しく生きることは基本ですが、上記のようなこ
とを頭に入れて、生きていきたいものです。

人にやさしく、自分にもやさしく

「人にやさしく」これは私の人生のテーマでもあ
ります。

私自身は負けず嫌いで、どうしても自分をよく見
せたいとか、立場を優位にしたいと思いがちにな
ってしまいますが、それを捨てて、人にやさしく
することを目指しています。

人に迷惑をかけず、なるべく周りの人や偶然出会
った人の人生に少しでもプラスになればと思って
生きていっています。

なかなか思う通りにはなりませんが、その気持ち
は忘れないで過ごしています。

高校卒業の時、ご指導いただいたある先輩に「自
分に厳しく、他人にやさしく」という言葉をいた
だきました。

その時はいい言葉だと感じ、それを胸に抱え、こ
れまでずっとそれを教訓にして生きてきました。

しかし、今はちょっと違うのではないか、と思っ
ています。

「人にやさしく」の部分はそのまま、生きる上で
の自分の決め事にすればいいですが、「自分に厳
しく」の部分を変えてもよいのではないかと思っ
ています。

「自分にも優しく」でいいのではないかと。

また、「人に厳しく、自分に甘い」のはちょっと
困りますが、人にやさしくできているのであれば、
自分に対してやさしくしてもいいはずです。

もちろん、自分をしっかり律することができなけ
れば、自堕落な生き方になり、自分としてもよく
ない状態になるでしょう。自分に甘すぎるのも考
え物です。

ただ、自分に厳しくしすぎても、辛い生き方にな
る可能性があります。

「自分はだめだ、もっと厳しく、もっとしっかり
やらなければいけない」そのような考え方を持ち
すぎるのは、ちょっと危険です。

私の経験上においても、そのような考え方を強く
持ちすぎると、なかなか人生がうまく行かないこ
とに対して、心を病んでしまう可能性もあると感
じます。

私も実際、そのような自分に厳しい考え方から心
の病になって、泥沼にはまって抜け出せないので
は、と感じてしまい、とてもつらかった期間があ
ります。

自分を律する場面も必要ですが、自分に厳しくし
すぎないことが肝要です。私は、「わりと、どう
でもいい」という言葉を自分に対してよく使いま
す。

「全く問題ないわけではないけど、どうなっても
まあ何とかなる」という問題が世の中には多いで
す。

深刻そうなことに直面したとしても、まあ時が過
ぎれば何とかなることが多いものです。「どうで
もいい」ではなく、「わりと、どうでもいい」と
いう、ちょっとあいまいな考え方がいい結果をも
たらすことも多いものです。

あまり自分に厳しくしすぎず、「まあいいや」的
な逃げ道を持つことも大切です。他人にやさしく
することはもちろん大切ですが、自分にもやさし
くしましょう。

それが心身の健康につながり、将来につながり、
楽しい人生につながっていくものです。