「儲けたいなあ」とか、
「お金を増やしたい」
と思う人も多いのではないかと思います。

私もその一人ではありまして、これまで色々な
失敗をしてきました。本当に、失敗しかないか
もしれないです。

人の口車に乗せられたり、騙されたりしたこと
はないかもしれません(あるかも…)が、自分
で選んでやったことでも、失敗ばかりです。

まず、自分で大して考えないでやるのは、ダメ
ですね。

そもそも、お金が短期間で増えるとか、儲かる
なんてのは、なかなか難しいです。

才能のある人は別として、私たち凡人は、短期
間で儲けようとしてはダメだと思います。

長い期間かけて、結果的に増えていた、という
状態が自然というか、いいのではないかと思い
ます。

別に増えなくても仕方ない、いいじゃないかと
も思います。

儲けようとせず、気楽に考えて、結果的にまあ
よかったかな、くらいがいいと思うのです。

お金のこと、私は考えるのが大好きなのでよく
考えますが、あまり考えない方がいいかもしれ
ません。

結果的にまあ大丈夫だったかな、くらいがいい
のかもしれないですね。

ただ、ある程度はお金があり、充分な生活や教
育などを施すことができたほうがいい、という
意見も多いでしょう。

その場合もやはり、一攫千金だとか、短期間で
儲けるだとか、年収○千万リッチ生活だとか、
億万長者だとか、そんなことは考えなくてもよ
いような気がします。

他人はうまく行っているように思えるかもしれ
ないですが、実情は火の車、なんて話は腐るほ
どあります。

私もお金がらみの仕事をやってきていますので
わかりますが、リッチセレブ的な人でも、結局
苦しい、みたいな人も多いのです。

短期間で儲けようと思ったり、年収を急激に増
やそうと思ったり、若くして億万長者になりた
いと思ったりすることが悪いわけではありませ
んが、それは普通、難しいと思った方が良いで
しょう。

私の知っている馬主(結構お金を持っていそう)
なの人なんかも、相当努力していたり、考え方
がそもそも違っていたり(常人とは違う)、環
境や運が相当よかったりする人も多いです。

中には短期間で儲けている人もいたりしますが、
ほんの一握りで、じゃんけん大会で100万人の
中から優勝するような感覚かもしれません。

そういう人は目立つから見える、というだけか
もしれません。

まずは、自分で考えること。

そして、長い期間をかけて資産を形成するとい
う考え方。

これが大切ではないかと思います。

すぐに結果は出ないかもしれませんが、地道に
やっていきましょう!私も地道にやります。

俯瞰し、長い目でみてみよう

人生においては、「俯瞰」と「長い目で見て考え
る」ことが大切なのではないかと感じます。

普通に過ごしていたら、目の前のことしか見るこ
とができず、短期的にしか考えることができませ
ん。

だから、意識して俯瞰し、意識して長い目で見る
必要があります。

日々生きていると、大変な事ばかりです。特にい
ま、分断傾向が強くなっているような気がします。
自分とは意見が合わなかったりすることも多いで
しょう。

「自分が正しい」と思ってしまうことも多いでし
ょうが、多くの人がそう思っているものです。自
分の主張だけをしても意味がありませんし、自分
が間違っていることも多いはずです。

ここは一丁、全体を俯瞰してみて、自分の見てい
る範囲だけで考えるのではなく、外側から物事を
考えてみましょう。

そうすれば、自分が正しいとか、相手が間違って
いるとか、そのようなことはまあまあどうでもよ
くなるものです。

腹が立つことも多いでしょうが、「まあ、どうで
もいいか」くらいに考えて、放置するのがお勧め
です。

相手をやり込めてやろうとか、自分が優位に立つ
とか、そんなことは考えず、なるべく遠い目で全
体をみて、放置しても問題ないことは放置しまし
ょう。

それと、長い目で見ることはものすごく大事だと
思います。

どうしても短期的なことにとらわれがちで、「今、
うまく行かないと」とか「きょう勝たないと」と
か、「短期的に成功したい」などと思いがちな人
も多いでしょう。

しかし、人生は長く続く場合が多く、10年後とか
20年後にようやく結果がわかる(最後までわから
ないことも多いように感じます)場合が多いはず
です。

一つのことを成し遂げるのも、20年とかそれ以上
経ってからやっとその結果がわかることも多いは
ず。

「成し遂げた」という実感も、やっている最中に
はわからず、20年以上たってからやっと「ある程
度いけたなあ」くらいの感じでわかることも多い
のではないでしょうか。

だから、近視眼的に、短期的にばかり考えず、
「月日がたてばどうにかなる」くらいの感じで考
えておくことも大切な事ではないかと思います。

もちろん、長期的な目標を立てて、それに向かっ
て毎日を過ごしていくことは大切ですが、うまく
行かなければ将来を見据えながら修正していけば
いいのです。

今日すぐにうまく行かないし、明日劇的に良くな
るわけでもないし、結局は、コツコツ積み重ねて、
数年後、数十年後に「よくできたなあ」などと実
感できるようになることが多いのではないでしょ
うか。

もちろん、その前に死んでしまったり、うまく行
かなくなってしまうことも多いかもしれませんが、
それでも長い目で考えることが大切かと思います。

途中で断念せざるを得ないのは、それはそれで仕
方がないことだからです。

その可能性も踏まえながら、長い目で見て、自分
行きたいところを目指していく。しかしすぐにう
まくいくことを考えない。

そんなスタンスで生きていった方が。最終的には
自分として、よくなるのではないかと思います。

とにかく、「自分と狭い範囲」「短期的」ばかり
ではなく、

「俯瞰して全体を見てみる」
「長期的に考えてみる」

を意識して、生きていってみてください。
ちょっと変わると思います。

そのちょっとが、長い目で見れば自分をいい方向
にもっていってくれると確信しています。

理想の貸借対照表を作ろう(3)

前回までに、理想の貸借対照表を自分で決め、
それをつくるために計画を立てる、という話
をしました。

実際、私が考える理想の貸借対照表というの
は次のようなものになります。

預金 200    借入 0
株式 2,500
年金資産 4,000
自宅 3,000   純資産 9,700

数字は割と適当です。

大事なのは、上記の貸借対照表から生まれる
キャッシュフロー(収入)がいくらになるか
ということです。

上記の資産から、年率4%の収入が生まれる
とします。預金については生活費や何かあっ
たときのための予備費として置いておいた方
が良いから置いてあり、収入を生み出しませ
んので、それ以外からの収入です。

9,500×4%=380

「380あれば生活できる」というのであれば、
それで大丈夫ということになります。

上記の資産のうち、自宅3,000万円があり、
これは収益を生み出しませんが、自宅があれ
ば家賃がかからないということになり、
収入-支出(収支)にとってプラスになるた
め、収入を生み出すものとして考えていいで
しょう(修繕費などかかりますので、家賃が
ゼロというわけにはいきませんが)。

株式や年金資産から生み出される収益が年率
4%以上あり、その収益で生活できる、とい
うのであれば、それが理想の貸借対照表とい
うことになります。

年金をもらう歳になるまでは、理想の貸借対
照表をつくっても収入が足りませんが、それ
は「労働資産」でカバーします。

年収を生み出す労働(知的労働なども含む)
ができるのであれば、それは労働資産という
資産になります。

このような「理想の貸借対照表」をまず決め、
それに向かってどう進んでいくかを管理し、
ずれが生じれば修正していく。

そんな感じで考えていけばいいでしょう。