折り合いをつけて、好きなことをやっていく

いろいろな事情があって、記事を書くのを3か月ほど
休んでいましたが、気まぐれに再開したいと思います。

折り合いをつけて、好きなことをやっていこうという話
です。

人生は一度きり、その期間はまあまあ長いかもしれ
ませんが、終わるときは一瞬ですし、いつ終わりが
来るかはわかりません。

それならば、抑圧されて自分の思い通りにならない
人生ではなく、自分が好きなことをして、なるべく
やりたいことをやって、生きていく方がいいのでは
ないか、それが当然かな、と最近考えます。

生きていくためには、今のところお金が必要となって
いて、そのお金を得るためには、仕事をする必要が
あります。

仕事をしてお金を得る、という行為は、人それぞれ
巧拙があり、また、生まれ育った環境などから
制約があったりします。性格的な部分も含めて、
うまく行く人もいれば、あまりうまく行かない人も
いるでしょう。

私自身も、仕事に関してはそこまで大したことが
出来ていないと感じますし、自分は結構劣っている
ような気もしますし、毎日頑張って必死にやっては
います。

しかし、うまく行かないことも多く、人生これでいい
のかな、どうやって立て直していこうか、とよく考えます。

そして、毎日の行動が、自分が思い描いたもの
よりも良くなかったり、やると決めたことがなかなか
出来なかったりして、日々「これではだめだな」
「もっと良くしないと」と思ったりしています。

ただ、その繰り返しを続けていてもあまり意味がない
と感じます。仕事をしっかりやるのは当然として、
時間を作り、自分が好きなことや人生でやりたい
ことをやっていこう、と決めました。

なんだかんだ言って私は野球が好きなため、野球
に関して色々と学びながら楽しみたいと思いました。

そして今年は、なぜかわかりませんが、プロ野球の
本拠地全球場(地方球場除く)に行ってみよう
ということになりました。

毎週末少年野球で近所の子どもたちと野球を
やっていますので、土日はなかなか行けないという
制約もあります。

通常は、平日にしっかり仕事をしなければなり
ませんが、なんとかスケジュールを組んで、
行ってみようと決めました。

また、これにはお金が結構かかってしまいます。
昨年から息子の留学などもあって大変ですが、
何とかやりくりをしようとしています。

また、お金については常々考えていますが
(また詳しく話をしたいとは思いますが)、
計画を立て、なんとかやりくりをしています。

将来のための資金など、思い通りに全然いき
ませんが、ある程度いいかな、と折り合いをつけ、
今を充実させるように考えています。

仕事についてもお金についても遊びについても、
完璧を目指すのではなく、「折り合いをつけて」
やっていくというスタンスになりました。

長くなってしまいましたが、まあ人生を完璧に
過ごすのは難しいため、全然ダメではありますが、
今をなるべく楽しく生きていこう、ということです。

色々なことに折り合いをつけて、人生を楽しく、
好きなことややりたいことをなるべくをやりながら
過ごしていく。

これが今の私のテーマです。

これからまた、気まぐれにはなりますが、
人生のことやお金のこと、好きなことをやって
いく過程などについて、気楽に書いていこうと
思っています。

「自分は正しい」か、そうでないか。

「自分は正しい。自分の能力は高い」
とあまり思わない方がいいのではないか?とい
う話をしたいとおもいます。

ある方が配信している音声で、
「能力の高い人は、自分の能力を過小評価し、
他人の能力を過大評価する。能力の低い人は、
その逆」
といった話がされていました。

自分を過大評価して、「もうこれで大丈夫」と
か、「自分は正しい。周りが間違えている」な
どと思ってしまうと、それ以上の成長が望めな
いことは明白ではないでしょうか。

自分を過小評価して、「自分はまだまだ。周り
に比べて劣っている。だからもっと努力が必要」
と考えた方が、その後の伸びしろがあるのでは
ないかと思います。

「自分が正しい」と思っている人は、確かに一
定割合でいると私も思います。普段接している
人の中にも、そのような人がいて、とても頑固
で、自分の意見ばかり主張してきます。

私などはそれに反論することもできず、我慢し
て、ストレスを貯めてしまうこともよくあるこ
とです。

しかし、それはそれでいいのだと思います。
自分が正しいと思っている人は一定数いますし、
それに反論したところで、解決はありません。

自分の中で、そのことをモヤモヤと考えすぎる
のも、あまり良くないでしょう。

あまりに、「自分の能力が低い」と卑屈になり
すぎても、ストレスなどで心を病んでしまうこ
とがあるかもしれません。

まあ、言われたことなども、あまり気にしすぎ
ずに、「自分はまだまだ。これから頑張ろう」
と考え、自分を伸ばしていくことだけ考えて、
行動していくのが良いかと思います。

「人に迷惑を掛けないけれど、自分が楽しく過
ごせればいい」

と思うことも、必要なことなのではないでしょ
うか。

「あんなこと言われて傷ついたけど、自分がま
だまだだからだ。もっと自分を楽しませて、自
分を超えていくために頑張っていこう」

そう考えて、楽しく生きていくのがいいような
気がします。

歳を経ると、体は衰えていったり、痛いところ
も出てきたりするかもしれないですが、まだま
だ成長する余地はたくさんあります。

勉強することだって、無尽蔵にあります。

やっていないことも沢山ありますし、今やって
いることも、全然究めていません。これからい
くらでも究めることができるでしょう。

「自分はまだまだ」と思いながら、楽しく、
あまり気にしすぎずに過ごしていくことが大切
なのかもしれません。

自分は自分です。自分を楽しませ、楽しい人生
をこれからも生きていきましょう。

限界を勝手に決めない

自分の人生を生きていくことや、子育てなどに
おいては、

「限界を勝手に決めて、制限しない」

ことが、大事になってくるのではないでしょうか。

子育て論になってしまい、私が偉そうなことを
言えることでもないのですが、小さなお子さん
を持つ親の方々と接していて、よく思うことが
上記のことです。

親が勝手に子どもの能力の限界を決めることが
多いと感じます。

子育て以外でも同じで、自分の能力の限界を勝
手に決めて、制限してしまうことも多いです。

「この子はこういう子だから、ダメ」
「やる気がないから、大して上達しない」

などと、勝手に決めつけてしまって、子どもが
進みたいと思う道を制限してしまっていること
をよく見てしまいます。

本音ではなくて謙遜しているだけという可能性
もあるのですが、どうにもこういうことが気に
なってしまいます。

私の乏しい経験から言うと、

「子どもは、親の想像をはるかに超えていく」

ものだと感じます。

子どもの能力の向上は無限大で、親は信じて、
子が自分で決めた道を進んでいけば、子どもは
すごい能力を発揮していくと思っています。

自分ができなかったからこの子も無理、なんて
ことも全くありません。

とにかく子を信じて、進みたい道を進ませる。
そして、それをサポートする。

それでいいのだと思います。

自分をどうするか、という場面でもそれは同じ
です。

自分の方が自分をよくわかるので、能力の限界
を感じてしまうこともありますが、それでも自
分を信じてやっていきましょう。

毎日どう過ごすかが、遠い将来を決めていきま
す。諦めて堕ちた人生を送るよりも、前向きに、
自分を信じて、大きめの目標を立て、その目標
との差を埋めていくような人生がいいかもしれ
ません。

自分の能力の限界を勝手に決めて、諦めながら
生きるより、前向きに自分を信じて生きていく
ことが大事かと思います。

今日からコツコツ、やっていきましょう。

無駄遣いをしたり、大きな支出に迷うときの考え方

・どうしても無駄遣いをしてしまう
・衝動買いをしてしまう
・ギャンブルがやめられない

このような人は、下記のように考えてみてはいか
がでしょうか。

「1万円使うたびに、未来永劫の”年300円”を
損している」

必ずしも正確な表現ではありませんが、ある程度
実態を映しているかと思います。

1万円を使うたびに年300円の収入を捨てている
ということです。

小さいと感じるかもしれませんが、1万円の無駄
遣いが、未来永劫得られるべき年300円を捨てる
ことにつながります。

1万円を投資した時、年300円(年率3%)を得
るのはそれほど難しいことではありません。

なので、1万円を無駄遣いすることは、将来、
毎年もらえるはずの300円を捨てることに繋がり
ます。

無駄遣いは、1万円では済まないでしょう。10万
円のものが買いたい、となったとき、「将来の
年3,000円の収入」を捨ててまで必要なものか、
ということを考えればよい、という話です。

本当に必要であれば買えばいいですし、比較して
それほど必要でなければ(将来の3,000円の方が
価値があると思えば)買わなければいい、という
話です。

毎月5万円無駄遣いをしてしまい、貯めることが
出来ない、という人がいたとします。

その人は、将来の「毎月1,500円」を、毎月捨て
ているということになります。

そうなると、1年経過した時に、「年18,000
円の収入」を捨てた、ということになります。

そのような生活が10年続くと、全部で600万円
無駄遣いをしたことになり、年間18万円の収入
(月15,000円)を捨てたということです。

年金も少しずつ減っていく時代に、将来のこと
を考えると、これは大きいと思いますし、取り
返しがつかないことですので、無駄遣いは
なるべくしない方がいい、ということになります。

済んだことは仕方がないので、これからの
お金の使い方を考えてみましょう。

どうしても必要なものは買えばいいし、自分が
幸せになるお金の使い方でしたら全く問題は
ありません。

しかし、自分が無駄に使っているな、と思って
いるものであれば、見直して、無駄遣いをやめ
るということはできるはずです。

毎月5万円の無駄遣いをやめれば、将来ずっと、
毎月1,500円の収入を確保できます。

数字は小さく見えますが、将来ずっとですので、
これを積み重ねれば、大きな数字になり、
将来が楽になる方向に向かうでしょう。

無駄遣いをしてしまう人、大きな金額の買い物
に迷っている人は、一度、

「これを貯めれば。将来ずっと得られる金額が
いくらになるか」を計算して、それと比較し、
それでも必要であれば買う、という考えを
持ってみてはいかがでしょうか。

おはようございます。山本憲明です。

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私が一番大切にしているのは「自由」ですが、
仕事を減らして「自由」を手に入れるための本です。

「自由」以外にもいろいろなものを手に入れること
が目的です。そのようなことを書いています。

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]忙しくて新しいことができないのが問題

多くの人が、たくさんの仕事をこなしていること
かと思います。それはいいことだと思いますが、

「忙しくて、他のことができない」というのは、
避けた方がいいのではないかと考えています。

私も、やっている仕事は結構多いと感じています。

また、週休3日、あるいは4日の週を無理やり作
ろうとしていて、ある程度仕事を減らしています。

しかしやはり、業務を行う日はなかなか時間がな
い状態が続いています。

現在のところ休日は、ほとんど少年野球に時間を
使っており、さらに木金などはなるべく業務をせ
ず、新しいことやリフレッシュするために空けて
います。

その空けている日以外(仕事日)にもいろいろな
用事が入り、時間がなく焦ったりストレスを感じ
ることもあります。

休みを減らせばいいじゃないか、と思われるでし
ょうが、それではあまり意味がないと感じていま
す。

新しいことをやるとか、チャレンジするとか、仕
事に役立つ勉強をするとか、リフレッシュのため
にどこかに出かける(自然を愛でたり)とか、そ
のようなことをしていますが、それらの時間は大
切な時間です。

無理やりかもしれませんがそのような時間を作り、
それ以外で集中するようにしています。

そのせいで、時間がないということも確かです。
ただ、それをしないとダメになってしまうと思い、
なんとか続けています。

なぜかと言うと、仕事(業務)をする時間を増や
したとしても、結局仕事はその増やした時間を埋
めてしまいますし、新しいことを学ばないと、ず
っと忙しい状態が続くと思うからです。

なので、極力仕事日には予定を入れないようにし
て、ある程度の時間の塊を作り、集中して仕事を
するようにしています。

そして、無理に作った休日において、新しいスキ
ルを習得したり、仕事を速くするための勉強をし
たり、仕事の整理をしたりして、仕事が速くでき
るようにしています。

ずっと忙しすぎる状態で、仕事が満杯の状態で生
きていると、進歩がなくなり、結局ずっと忙しい、
ということになってしまうでしょう。

それを避けるためには、時間を無理やり作って、
どうすれば仕事を減らすことができるかとか、ど
うすれば仕事を速く正確に終わらせることができ
るかを考えた方がいいのではないでしょうか。

忙しい忙しい、時間がないと言っているだけでは、
その状態が続くだけです。

健康のためにも、仕事以外の時間がたくさん必要
です。

無理にでも時間を作り、自分を高めていき、忙し
いだけで終わらないようにしましょう。

今日からもお元気で、楽しく生きていきましょう!

短い人生をどう生きていくか

「限りある時間の使い方」という本を読んでいます。
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たまたま帰省先の書店で見つけて読んでいますが、
とても面白く、ゆっくり読んでいます。

全部読んでないのですが、簡単に言うと、

「人生で与えられた時間はとても短い、
生きていて動けていることが奇跡。だから、やりた
くないことを捨てて、やりたいことをやろう」

といった感じのことが書いてあります。

それだけ読むと当たり前なのですが、確かにそうだ
と感じます。

特に、歳を重ねると、時間の流れも速く感じてしま
うし、宇宙と比較するなどしても、人生は一瞬なの
だと思います。

そして、生きていること自体が奇跡で、生きること
が出来ない人もたくさんいて、自分は恵まれすぎて
いるのだとおもいます。

それであれば、本当にやりたいことで人生を埋めつ
くすことを目標にしていくのがよいのでしょう。

ただ、好きな事、楽しいこと、本当にやりたいこと
をやるためには、ある程度の我慢とか、努力とか、
相手にとっていいことをするとか、そういうことも
必要です。

そういうことをしながらも、自分は、

・好きなこと
・楽しいこと
・やっていてワクワク・胸キュンすること

を中心に生きていくこと、
それを目標とすること、
それを実現するためにどうあるべきかを決め、
それに沿ってやっていくこと

が大事なんだと、私は思います。少なくとも私は
そうやって生きていこう、と思います。

ただ、人とのかかわりの中で生きている以上、
面倒くさいこと・やりたくないことも、本当にたく
さんあることは事実です。

ただ、諦めるのではなく、自分なりの目標を持ち、
好きなことで埋め尽くせるためにどうしたらいいか
を考え、やっていこうと思います。

それを実現させるためには、自分を人と比べるとか、
世間体や見栄を重視するとか、そのようなことは必
要ないように感じます。

人に迷惑をかけない、人に嫌な思いをさせないこと
は心がける必要はあるでしょうが、それ以外に、人
の目を気にしすぎて生きる必要はないのでしょう。

自分が納得いく人生とはなにか、ということを考え、
それを実現するためにどうしていくのがいいかを決
め、それに沿って生きていこうと思います。

あまりキラキラしていなくても(今更感もあるし)、
自分が行きたい人生を生きればそれでOKです。

皆さんはどう生きていきますか?
それは自分が決めればいいことなのではないかと思
います。

「儲けたいなあ」とか、
「お金を増やしたい」
と思う人も多いのではないかと思います。

私もその一人ではありまして、これまで色々な
失敗をしてきました。本当に、失敗しかないか
もしれないです。

人の口車に乗せられたり、騙されたりしたこと
はないかもしれません(あるかも…)が、自分
で選んでやったことでも、失敗ばかりです。

まず、自分で大して考えないでやるのは、ダメ
ですね。

そもそも、お金が短期間で増えるとか、儲かる
なんてのは、なかなか難しいです。

才能のある人は別として、私たち凡人は、短期
間で儲けようとしてはダメだと思います。

長い期間かけて、結果的に増えていた、という
状態が自然というか、いいのではないかと思い
ます。

別に増えなくても仕方ない、いいじゃないかと
も思います。

儲けようとせず、気楽に考えて、結果的にまあ
よかったかな、くらいがいいと思うのです。

お金のこと、私は考えるのが大好きなのでよく
考えますが、あまり考えない方がいいかもしれ
ません。

結果的にまあ大丈夫だったかな、くらいがいい
のかもしれないですね。

ただ、ある程度はお金があり、充分な生活や教
育などを施すことができたほうがいい、という
意見も多いでしょう。

その場合もやはり、一攫千金だとか、短期間で
儲けるだとか、年収○千万リッチ生活だとか、
億万長者だとか、そんなことは考えなくてもよ
いような気がします。

他人はうまく行っているように思えるかもしれ
ないですが、実情は火の車、なんて話は腐るほ
どあります。

私もお金がらみの仕事をやってきていますので
わかりますが、リッチセレブ的な人でも、結局
苦しい、みたいな人も多いのです。

短期間で儲けようと思ったり、年収を急激に増
やそうと思ったり、若くして億万長者になりた
いと思ったりすることが悪いわけではありませ
んが、それは普通、難しいと思った方が良いで
しょう。

私の知っている馬主(結構お金を持っていそう)
なの人なんかも、相当努力していたり、考え方
がそもそも違っていたり(常人とは違う)、環
境や運が相当よかったりする人も多いです。

中には短期間で儲けている人もいたりしますが、
ほんの一握りで、じゃんけん大会で100万人の
中から優勝するような感覚かもしれません。

そういう人は目立つから見える、というだけか
もしれません。

まずは、自分で考えること。

そして、長い期間をかけて資産を形成するとい
う考え方。

これが大切ではないかと思います。

すぐに結果は出ないかもしれませんが、地道に
やっていきましょう!私も地道にやります。

俯瞰し、長い目でみてみよう

人生においては、「俯瞰」と「長い目で見て考え
る」ことが大切なのではないかと感じます。

普通に過ごしていたら、目の前のことしか見るこ
とができず、短期的にしか考えることができませ
ん。

だから、意識して俯瞰し、意識して長い目で見る
必要があります。

日々生きていると、大変な事ばかりです。特にい
ま、分断傾向が強くなっているような気がします。
自分とは意見が合わなかったりすることも多いで
しょう。

「自分が正しい」と思ってしまうことも多いでし
ょうが、多くの人がそう思っているものです。自
分の主張だけをしても意味がありませんし、自分
が間違っていることも多いはずです。

ここは一丁、全体を俯瞰してみて、自分の見てい
る範囲だけで考えるのではなく、外側から物事を
考えてみましょう。

そうすれば、自分が正しいとか、相手が間違って
いるとか、そのようなことはまあまあどうでもよ
くなるものです。

腹が立つことも多いでしょうが、「まあ、どうで
もいいか」くらいに考えて、放置するのがお勧め
です。

相手をやり込めてやろうとか、自分が優位に立つ
とか、そんなことは考えず、なるべく遠い目で全
体をみて、放置しても問題ないことは放置しまし
ょう。

それと、長い目で見ることはものすごく大事だと
思います。

どうしても短期的なことにとらわれがちで、「今、
うまく行かないと」とか「きょう勝たないと」と
か、「短期的に成功したい」などと思いがちな人
も多いでしょう。

しかし、人生は長く続く場合が多く、10年後とか
20年後にようやく結果がわかる(最後までわから
ないことも多いように感じます)場合が多いはず
です。

一つのことを成し遂げるのも、20年とかそれ以上
経ってからやっとその結果がわかることも多いは
ず。

「成し遂げた」という実感も、やっている最中に
はわからず、20年以上たってからやっと「ある程
度いけたなあ」くらいの感じでわかることも多い
のではないでしょうか。

だから、近視眼的に、短期的にばかり考えず、
「月日がたてばどうにかなる」くらいの感じで考
えておくことも大切な事ではないかと思います。

もちろん、長期的な目標を立てて、それに向かっ
て毎日を過ごしていくことは大切ですが、うまく
行かなければ将来を見据えながら修正していけば
いいのです。

今日すぐにうまく行かないし、明日劇的に良くな
るわけでもないし、結局は、コツコツ積み重ねて、
数年後、数十年後に「よくできたなあ」などと実
感できるようになることが多いのではないでしょ
うか。

もちろん、その前に死んでしまったり、うまく行
かなくなってしまうことも多いかもしれませんが、
それでも長い目で考えることが大切かと思います。

途中で断念せざるを得ないのは、それはそれで仕
方がないことだからです。

その可能性も踏まえながら、長い目で見て、自分
行きたいところを目指していく。しかしすぐにう
まくいくことを考えない。

そんなスタンスで生きていった方が。最終的には
自分として、よくなるのではないかと思います。

とにかく、「自分と狭い範囲」「短期的」ばかり
ではなく、

「俯瞰して全体を見てみる」
「長期的に考えてみる」

を意識して、生きていってみてください。
ちょっと変わると思います。

そのちょっとが、長い目で見れば自分をいい方向
にもっていってくれると確信しています。

理想の貸借対照表を作ろう(3)

前回までに、理想の貸借対照表を自分で決め、
それをつくるために計画を立てる、という話
をしました。

実際、私が考える理想の貸借対照表というの
は次のようなものになります。

預金 200    借入 0
株式 2,500
年金資産 4,000
自宅 3,000   純資産 9,700

数字は割と適当です。

大事なのは、上記の貸借対照表から生まれる
キャッシュフロー(収入)がいくらになるか
ということです。

上記の資産から、年率4%の収入が生まれる
とします。預金については生活費や何かあっ
たときのための予備費として置いておいた方
が良いから置いてあり、収入を生み出しませ
んので、それ以外からの収入です。

9,500×4%=380

「380あれば生活できる」というのであれば、
それで大丈夫ということになります。

上記の資産のうち、自宅3,000万円があり、
これは収益を生み出しませんが、自宅があれ
ば家賃がかからないということになり、
収入-支出(収支)にとってプラスになるた
め、収入を生み出すものとして考えていいで
しょう(修繕費などかかりますので、家賃が
ゼロというわけにはいきませんが)。

株式や年金資産から生み出される収益が年率
4%以上あり、その収益で生活できる、とい
うのであれば、それが理想の貸借対照表とい
うことになります。

年金をもらう歳になるまでは、理想の貸借対
照表をつくっても収入が足りませんが、それ
は「労働資産」でカバーします。

年収を生み出す労働(知的労働なども含む)
ができるのであれば、それは労働資産という
資産になります。

このような「理想の貸借対照表」をまず決め、
それに向かってどう進んでいくかを管理し、
ずれが生じれば修正していく。

そんな感じで考えていけばいいでしょう。

理想の貸借対照表を作ろう(2)

先週は、理想の貸借対照表を作ろうという話をし
ました。

理想の貸借対照表とは、必要な生活費などのお金
を生み出す資産があり、負債がなく、その資産す
べてが純資産(正味の財産)であるものだと私は
考えています。

その理想の純資産の具体的な内容は、もちろんあ
くまでも人によって違いますが、次のような感じ
になります。

まず、生活防衛資金として、現金や預金が生活費
の2年分くらいあります。

そして、生活費を生み出す(←ここが重要です)
資産(配当金がもらえる株式とか、不動産などの
資産)が、生活費を賄える分くらいあります。

そして、持ち家があるのであれば、土地や建物が
あります。持ち家を持っていれば、必要生活費が
少し減る(家賃が必要ない)ので、上記の「生活
費を生み出す資産」の必要額が減るでしょう。

ただ、持ち家は持ち家で修繕や固定資産税などの
経費が掛かるので少し注意が必要で、生活費にそ
れらを入れないといけません。

そして、「年金資産」というものがあります。現
状では65歳以降に年金をもらえますが、それを生
み出す資産です。年金資産は、仕事をしながら給
料などをもらい、その給料の一部を蓄えてきたも
のですので、資産としてカウントします。年4%
などの利率で、もらえる年金から割り返せばよい
でしょう。

例えば年間160万円の年金をもらえるのであれば
(もらえる年金は、「ねんきんネット」などで計
算できます)、4%で割り返し、年金資産は
4,000万円ということになります。

あとは、計算が大変ですが、「労働資産」(もし
くは「人的資産」)を入れてもいいかもしれませ
ん。給料をもらっていれば、その給料から利率で
割り返して資産額を計算します。

例えば年収400万円であれば、4%で割り返すと
1億円の労働資産を持っていることになります。
ただ、この労働資産は年齢の経過とともに目減り
していくことが確実ですので、入れなくてもよい
かもしれません。

労働資産を入れずに、つまり、働かなくても収益
を生み出してくれる資産が充分あるかどうかを確
認するという形でもよいでしょう。

これらを計算し、あとは負債(住宅ローンなどの
借金)を右側に入れて、貸借対照表を作ってみて
ください。

四角の箱を2つ左右に書いて、左に資産、右の上
に負債を入れます。その差額を右下の「純資産」
として入れてもらえればと思います。

(左側の箱)      (右上の箱)
現金預金 600     住宅ローン 2,000
株式  2,000     投資用不動産の借入 3,000
投資用不動産 5,000
土地・建物 3,000    (右下の箱)
年金資産 4,000    純資産 9,600

上記はあくまでも例ですが、要するに左側の収益
を生み出してくれる「資産」を増やし、右上の負
債を減らし、純資産をなるべく多くしましょう、
ということになります。

理想としては、右上の借り入れがあまりないのが
私は好きで、それを目指していきます。

大事なのは、現状の貸借対照表と、自分が理想と
する貸借対照表を比較して、その差額を何年で埋
めていくかということを計画することです。

例えば現在、現金が100で、理想として20年後まで
に600にしたいのであれば、単純に
(600-100)÷20年=25(年間25増やしていく)
という計算をして、計画を立てていくことが大切
です。

もちろん、一直線で増えることはなく紆余曲折は
あるでしょうが、計画を立てて、実行していかな
ければ何にもなりません。

ぜひ、「自分が理想とする貸借対照表」を設定し、
今の貸借対照表を作り、そこに近づけるための計
画を立ててみてください。

これまでと大きく変わる、新しい時代の生き方を探り、お金についての不安をなくす