成功とか幸せとか

先日実家に帰ったときに、高校野球部の先輩と少
し食事をしたのですが、その先輩の同級生(サッ
カー部の方)がいらして、少しお話をしました。

初対面だったのですが、「成功しているかどうか」
といったことを聞かれました。

話の流れ上出てきたことですし、その先輩の方を
非難するわけでは全くありませんが、「成功とか
失敗とかは、無いのではないか」といった感じの
ことを答えました。

常々考えていることですが、成功とか失敗、成功
している人やうまく行っていない人、という概念
は考えなくてもいいと思っています。

「あの人は成功している」「自分はだめだ」と思
うのは自由ですが、それを感じたとしても、別に
何にもプラスにならないと思います。

”成功の状態”というのは何なのでしょうか。一
般的には、経済的にうまく行っている人は成功な
のかもしれません。その方も、「俺はお金ない」
とおっしゃっていました。

ただ、かりに成功の状態があって、成功したとし
ても、いつどうなるかは誰にもわかりませんし、
「あの人は成功」「自分は成功した」「自分はう
まく行ってない」などと、型にはめて決めること
など絶対にできないはずです。

そんなものは流動的なものですし、成功と自分が
かんがえたからといって、そこに安住することは
絶対にできないはずです。

そのようなことを考える暇があれば、自分が楽し
く、幸せで、元気で、いい感じの状態を続けてい
くことができるための努力をすればよいかと思い
ます。

”成功”というのは一時の状態(でもないかも)
であって、流動的で、かつ、相対的なものだと思
います。

だから、目指す必要もないし、目指して到達した
と自分が感じたとしても、それを続けられないし、
続けたところで虚しいものです。

だから、自分なりのいい状態をできる限り続けて
いくことを目指した方がいい、と個人的には思い
ます。

自分なりのいい状態というのは、自分が勝手に決
めるものです。

健康であればOKとか、家族や周りの人が幸せに
生きていればいいとか、一人が好きであれば一人
で好きなことをできているとか、歌を歌えている
のであればいいとか、生きているだけで充分幸せ
とか、それらは自分が決めればいいことです。

人に影響される必要もないですし、SNSで人を
羨んだりする必要もありません。人を羨んで、そ
れに近づけていくことが幸せなのであれば、もち
ろんそれでもいいでしょう。

仕事が忙しくても、その仕事をやっている時間が
好きであればそれでいいし、そこにストレスを感
じるのなら、幸せではない。だから環境を変えて
いこう。そう考えればいいでしょう。

とにかく、自分が好きなこととか、やっていて全
く飽きないこととか、ほっこりする瞬間とか、そ
ういったことの方がよっぽど大事で、人の”成功”
とか幸せなどは関係ありません。

自分にとっていい時間をなるべく長くするために、
努力したり、変えていったり、考え尽くしたり。
そのように生きていくのが良いかと私は思います。

もちろん犯罪は行けないですし、人に迷惑を掛け
ることもやめた方がいいです。そのうえで楽しく
幸せを感じながら生きていきましょう。

経済的にはある程度の基盤が必要なのかもしれま
せんが、考え方によってはどのような状態でも生
きていけるはずです。あまり考えすぎず悩みすぎ
ず、なんとかなるさ、ケセラセラ、なんくるない
さ的精神で生きていきましょう。

達成するために大切なこと

昨日、取材を受けました。資格などのための勉強法
に関することです。ネタバレになるといけませんが、
ならない範囲で書こうと思います。

私がこれまでやってきた勉強法とか、勉強に関する
考え方、合格するためのノウハウ、時間の使い方、
40代、50代の勉強法などについて質問をいただき、
答えました。

その中で、資格試験などに合格するための勉強方法
や考え方として、強調したことがあります。

それは、
「受かることを第一に考える」ということです。

なかなか合格しない人は、その合格を第一目標にし
ていない場合が多いのではないかと思います。

第一目標にしていると思っていても、実際そうなっ
ていないということもあるのではないでしょうか。

「仕事が忙しいから、今年は合格は難しい」という
のが、多くの人の意見ではないかと思いますが、そ
れは逆なのではないかと思います。

「合格するために、仕事を忙しくしなくする」とい
う順番がいいのではないでしょうか。

もちろん、仕事は大切ですし、しっかりやる必要は
あるでしょう。しかし、何らかの資格を取るとか、
試験を受けるために勉強するということは、その資
格や試験が自分にとって必要であるはずです。

なのであれば、仕事よりも合格を第一に勉強すべき、
と思います。

勉強だけではなく、他のことでも同じです。まずは
一つ、自分が達成したいことを決め、それを第一優
先にしてやっていくのがいいでしょう。

それが仕事であればそれでもいいでしょうし、家族
を大切にすることが第一であれば、仕事よりもそち
らを優先すべきではないかと思います。

私も完璧にできているわけではありませんが、その
ときそのときで、第一優先のことを決めて、それを
なるべく優先させてやってきました。

そのため、仕事などで大きな実績を上げているとは
言えませんが、自分が決めたことはやれて来ている
とは思います。

まずは自分の中での優先順位を決め、第一優先のも
のを達成できるように時間の使い方を決めたりしま
しょう。

もう一つ、「合格率」の問題です。これも何度か書
いたり言ってきたりしてきたことですが、合格率が
10%の試験であっても、しっかり準備をして、最後
までやり切った場合の合格率は50%に跳ね上がる、
という話です。

「合格率はたったの10%」「勝てる確率は10%」な
どと、ビビるものがあったとして、自分には無理だ
と思ってしまう人がいます。

しかし、しっかりと準備をして、かつ最後までやり
切る人自体、少ないです。

仕事が忙しくなって勉強時間が取れず、準備が万全
でなくて「今回は無理そう」などと思いながら受験
しする人が半分くらいいると考えましょう。

さらに、試験が始まってから、難しすぎて諦めると
か、時間の配分をミスしてしまうとか、最後までベ
ストを尽くせない人がたくさんいます。

しっかり準備をしても、最後までやり切らない人が
半分くらいいると考えます。そうすると、合格率は
2倍×2倍で4倍に跳ね上がり、さらにほかの要素
も考えると、準備をして最後までやり切った人の合
格率・勝率は50%くらいにはなるはずです。

それを信じて、準備とやり切ることを念頭に、取り
組んでいくことが大切です。

試験に限らずどんなことでも、やると決めたことに
ついては、第一優先にして時間配分をし、さらに、
準備をしっかりして、最後までやり切ることです。

それだけで、達成できる可能性が高まるでしょう。

取材で話をしていて、再認識したので、今日それを
書きました。よろしければ参考にしてください。

今も大切だけど、将来を想像して動こう

一時的な結果による感情に惑わされずに、トータル
の結果を想像して動こう、という話です。

人生はどうなるかわかりません。いろいろな事の将
来も、どうなるかはわかりません。

しかし、少しでもいい方向に行くように努力してい
くことは大切だと考えます。

今やっていることが、何につながるのかわからない
という人もいるでしょう。私もそうです。毎日、少
しずつ取り組んでいることに意味があるのか、わか
らなくなることもあります。

しかし、一定期間が経てば、その取り組んでいるこ
とが形になることもあるし、どのような結果になる
か見えてくることも多いです。

一時の感情で、「まあいいか」と思ってやってしま
うことが、あとで良くない結果に結びつくことも多
いです。

息抜きは絶対に必要ですが、息抜きが多すぎると後
で困ることになります。

ちょっとでもいいので、自分を奮い立たせて努力し
たり、我慢したりすることが、あとにつながること
も多いです。

いまやっていることが意味のないことだと思ったり、
一時的に良くない結果が出たときに「ああだめだ」
と思ってしまったり、その一時的な結果だけを評価
して断罪してしまうようなことはやめたいものです。

いま少年野球に取り組んでいますが、やはり勝ちた
いと思ってしまいますし、勝つことで子どもたちも
嬉しいので、勝ちを目指します。

しかし、今勝つことが将来のためになるかどうかは、
まったくわかりません。なるのでしょうが、そのた
めに子どもたちにけがをさせたり、無理をさせて将
来の活躍の可能性を狭めるのは意味がありません。

かといって、もしかしたら、順調に育って将来、ス
ポーツにガツガツ取り組むことが、その人にとって
いい結果に結びつかない可能性だってあります。

将来のことは誰にもわかりません。

だけど、諦めるのではなく、将来の可能性を探り、
ある程度の結果などを想像して、今何をやっていけ
ばいいのか、ということを考えて、その通りに取り
組んでいくことは大切ではないかと思います。

今だけが良ければOKでなく、将来を想像して今の
取り組みを決めてやっていこうということです。

ただ、想像しても間違っていることは多々あります。
そのあたりの選択肢を狭めず、広く見ていこうとい
うことです。

”今”も、もちろん大切ですが、”未来”も大切で
す。どちらかというと、短期的ではなく、長期的に
考える方が、結局いい結果になることが多いのでは
ないかと思います。

今に一喜一憂することも大切ですが、将来を想像し
て動くこともやっていきましょう。

あまりわかりやすい文章ではなく、まとまりません
が、これが将来に役立つと信じて終わりたいと思い
ます。

人にやさしくなれるには

人にやさしくしたい、大らかになりたい、と常々
思っています。

しかし、なかなか上手くいかない、というか、イ
ライラしてしまったりして、キツく当たってしま
ったり、必要のないことを言ったりして、後悔す
ることもたまにあります。

特に、自分は結構せっかちで、時間が取られるこ
とが嫌いで、行列で待っている間だったり、他の
人たちの行動が遅いことだったりにイライラして
しまうことがあります。

これは本当に直さなければならないと思っている
のですが、なかなか上手くいきません。

これの対策としては、「時間に余裕を持つ」とい
うことしかないのかな、と思っています。

人にやさしくするためには、自分にもやさしくし
なければならない。

自分にやさしくするためには、時間の余裕を持て
るようにならなければいけない。

そう思います。

時間の余裕を持つためには、がつがつと、多くを
求めすぎないことが必要なのかもしれません。

ある程度努力をして、好きなことを仕事にするな
どして、また、ある程度はあきらめて、

「生きるためにガツガツ(特に仕事)しなくても
必要のないようにする」

ことが大事なのかなあ、と思います。

人によって違う可能性もありますが、やりたいこ
とはたくさんあります。また、目標とか夢もある
人が多いでしょう。

それを実現するために、仕事をして稼ぎ、生きて
(食べて)行かなくてはなりません。

ただ、それにすべての時間を取られ、時間の余裕
を無くしてはいけないように思います。

ある程度の”あきらめ”みたいなものを持ち、時
間の余裕、バッファは持っておいたほうがいいの
ではないでしょうか。

時間が無くなると、人はどうしてもイライラして
ストレスを感じてしまうものです。そして、時間
を奪うものにたいして怒るようになります。

それが、人にやさしくできない一つの理由なのか
もしれません。ほかにも理由はあるでしょうが。

だから、時間の余裕を持つようにしましょう。
「あきらめる」ということが大事なのかもしれな
いです。

もちろん、あきらめてばかりでは何もできないの
で、頑張ることも必要です。

しかし、すべてを頑張りで埋め尽くしてしまうと、
進退にも精神にも良くないです。

余裕をもって生き、人にやさしくなれるようにし
たいものです。

自戒を込めてということで。