子どもたちに野球を教えたりするときは、
なるべく具体的に、
「体のここをこうすればいいのではないか」
「ボールをどう見て、どう動くのがいい」
などと言うようにすることを心がけています。
しかし、大人に対しては、本音を言うと
抽象的なことを書いていきたい。
しかし、求められるのは個別・具体的なこと
が多い。
本を創るときも、具体的なスキルとか技術、
具体的なやり方などを書かなければ、
「読者に伝わらない」などと言われて
しまいます。
批判されている本のレビューなどを見てみると、
「具体的なことが書かれていない。これでは
使えない」などと批評されたりしています。
しかし、大人にとって大事なのは、抽象的な
ことではないのか。
抽象的で、大きな範囲を見る眼を養い、そこ
から個別具体に応用していくことが大事なの
ではないでしょうか。
個別具体的なものばかり追いかけていると、
・便利なこのツールが出たから使おう
・これからは、○○(ネットのサービス)の時代だ!
などと、流行を追いかけていくような形に
なりがち、そしてそのブームが去ればまた、
新しいものを追いかけて彷徨うことになるのです。
まずは抽象的で、大きな、広い目を持ち、世の中を
俯瞰して、それなら自分はこうしよう、その
具体的な方法はこうすればいいか、などと大きな
範囲から狭めて考えていく。
それが大事です。
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