「自分が好きなことを見つけましょう」
と、言われます。
確かに、自分が好きでたまらないことが、
仕事とか事業などに結び付くのであれば、
それは素晴らしい事でしょう。
別に仕事に結びつかなくても、それはそれで
やっていったほうがいい、そう思っています。
「好きでたまらないこと」を見つけるために、
僕が基準としているのは、「武者震い感覚」
です。
武士になったことがないからよくわかりませんが、
その対象を目の前にして、ブルっと震える
感覚というか、胸がキュッとなる感覚というか、
そういうものがあるときは、自分がそれを
好きなのだなあ、と感じます。
そんな、ブルッと（松田聖子的に言うと「ビビビッ」
かもしれません）くる感覚を大切にしています。
僕の場合、それが来ることが多いのは、馬に
関してです。
競馬のレース前に、パドック（馬が歩いている
ところ）で馬を見る直前、ブルっときます。
馬のセリ市などで、「さあこれからいい馬を
選ぼう」というときもブルっと。
一口馬主クラブ（社台サラブレッドクラブ）
の募集馬ＤＶＤを見るときも、ブルっと。
「未知の馬を見て、いい馬を探そう」という
ときに、ブル山本なのです。
ということは、やはり競馬とか馬主が好きなの
でしょう。
野球もめっちゃ大好きです。試合前にたまに
ブルっとくることがありますが、緊張感
から来るものなのかもしれません。
ただ、競馬や馬主をやると、お金が掛かります。
そして、自分は馬の世界では消費する側（馬券
を購入し、馬を所有する側）ですので、基本的に
損をしてしまいます。
また、競馬で勝ったり、馬主で儲けたりすることは、
お金に絡んでしまうことで、資本主義の世界に
どっぷりハマってしまうことになります。
基本的には資本主義から少しずつ降りていこうと
考えている人間なので、そこに矛盾が発生して
しまうのですが、
そこはひとつ、資本主義とブル山本の
「おだやかな共存」を目指そうと思っています。
好きなことをしながら、まあ損も得もしない、
といった感じで。
やっぱり短い人生なので、自分が納得いくように
生きたいです。
ガツガツするのではなく、楽しく馬関係のことを
やっていき、損せず得せず。
文章を書き本を書き、大して売れなくても、誰かに
いい影響を少しだけ与えられたらいい。
税理士の仕事も、せっかくお付き合いをさせて
もらっている人たちの、すこしでもお役に立てれば
いい。
そんな感じで生きていこうと、ブル山本は
思うわけです。
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