小学生のころに影響を受けることは多い。だからこそ子どもたちには真摯に向かい合う。

昨日突然、小学2年生の時の担任の先生から
電話をいただきました。

僕は小学2年の夏に、西宮市立大社小学校から
西宮市立浜脇小学校に転校してきたのですが、
ほんの短い間、2学期3学期と担任をしてくれた
女性の先生です。

当時まだ23歳くらいだったはずで、とても
若くてかわいい、でも大人といった印象でした。

一度その先生のおうちに、男女数名で遊びに
行ったんです。

その時、なぜか先生のおうちの本棚にあった
「寝台特急殺人事件」(西村京太郎)を読み、
僕はそれになぜか入り込んでしまい、そこから
推理小説やブルートレインにのめり込んだ
のです。

それ以降、大して小説や本は読んできていない
のですが、今になってまた好きになって読み、
そして、本を書かせてもらうという僥倖に
恵まれたのも、ひとえにその先生のおかげだと
思っていたのです。

だから、その先生には感謝しなければならない
な、などと考えていました。

最近も、文章を書きながらそんなことを
思い出したりしていたのですが、そんなさなか、
びっくりするくらいのタイミングで急に
お電話をいただいたのです。

先生は、お歳暮のために、「山本山のり」を
ネットでサーチされていたらしいのですが、
そこで僕が急に出てきたとのこと。

良く昔から、山本山とか言われてきましたが、
それがこんな形の偶然を生もうとは、まさか
です。

そして先生といろいろとお話をさせて
いただきました。

先生は僕の母の性格や勤務していたところまで
覚えていて、びっくりしました。僕の担任
だったのはほんの7か月くらいですし、無数に
いる生徒の中からよくぞ覚えていてくださった、
という感じなのです。

本当に嬉しかったです。
今度は実際にお会いして、お話をしたいものです。

僕は、小学校3、4年の担任の先生にもかなり
お世話になり、影響を受けました。

すぐにビンタをする先生だったのですが、情熱
的で、僕に星や漢字のことを一生懸命教えて
くれて、そのおかげで星とか漢字は結構今でも
好きで、得意なのです。

小学生なんて、大して何も考えていないように
感じますが、小学生の時に大人から受ける影響
というのは、本当に大きなものであると再認識
しました。

だからこそ、少年野球などで地元の子どもたちと
触れ合うときには、子どもたちを一人の人格を
持った人間として考え、接していかなければ
ならないと強く思います。

責任重大なのです。