引退後、生活費を下げたとしても、その生活費だけでは充実した人生を送ることが出来ると限りません。ある程度の余剰資金を確保して余裕を持つとか、毎年旅行に行ったり自分が好きなことができたりする位の資金を毎年確保するなどのことが、充実人生に必要でしょう。
例えば、毎月の必要生活費が、夫婦2人の場合で25万円だったとします。その場合、年金+配当などの不労所得、または仕事をすることによる収入は、毎年300万円(手取り)でOKということになりますが、それだけでは何かあったときとか、旅行をしたりするなどの、少し余裕のある生き方ができなくなります。
また、家の修繕費なども考えなくてはなりません。家が老朽化すると、なんやかんやでお金がかかるものです。生活費を下げてそれを賄うのにも限界があります。この場合、やはり余剰資金を確保して、年間数十万円などの余裕を生み出す必要があるでしょう。
そこで必要なのは、不労所得または労働所得ということになるでしょう。不労所得は、金融資産等の資産を、なるべく若い時から積み上げていくことが大事ですし、労働所得は、若い時から健康を意識して、健康を維持することが大事といえるかもしれません。
また、労働して賃金を得るだけではなく、若い時から信頼を得るなどして、あまり労働しなくても報酬が得られるように考えておくことも大切と言えます。
何事も、「その時」になってから考えるのではなく、なるべく早いうちから、つまり、一番若い「今」から準備しておくことが大切なのです。「今」が何歳であるかなどは関係ありません。繰り返しになりますが今が一番若いので、今からやっていきましょう。