すべてのものが、積み重ね。

「すべてのものが積み重ね」

という感覚を忘れないように、大事にしています。

例えば何か、ものをつくるとき。

一つのものをつくるために、100の工程が必要
だったとします。

一日1つやれば、100日で1つの作品が
出来上がります。

しかし、例えば土日は休んでいいかと、週5回
しか作業をしないとします。

そうすると、一つの作品を創るのに20週間、
つまり140日かかります。

前者は一年で3つ以上の作品を創れますが、
後者は一年で3つ完成しません。

この差が10年、20年、30年続くと、かなり
差が開きます。

だからといって、土日休むなということではなく、
「今日は休もう」という判断が、将来に結構
影響してくる、ということです。

一日100グラム、体重を落としていくと決めたとします。

本当にそれを守ることが出来たら、3か月(90日)
で9kgも体重が減ることになります。

ただ、3日に一回、「ま、いいか」と食べてしまい、
0.1kg逆に増えるとします。

そうすると、3日で0.1kgしか減らないわけですから
(水前寺清子的パターン)、3か月で3kgしか
減らないことになります。

この差は大きいです。

つまり、その日その日に、「ま、いいか」と思うか、
「しんどいけど、何とかやろう」と思うかで、
将来的に随分差が出てしまう、ということに
なります。

私はダメですが、こういったブログを書いている人。

元々は、何もない状態から始めたはずです。

ただ、毎日毎日書いていると、数年経った時に
素晴らしいブログになっていることが多いはず。

あの人とか、あの人とか、あの人とか。

全て、積み重ねだと思わざるを得ません。

ギャンブルだって投資だって、自分が決めたルールを
守れなければ、一日の差は小さいかもしれませんが、
それが積み重なって、結果的には大きな差に
なってしまうのです。

その日その日の判断が、大きく将来を変えてしまう
ことを自覚すべきではないでしょうか。

だから、毎日毎日、しんどい思いをしながら、

何か自分が決めたことを、自分で決めたルールを
守りながら、やっていきましょう。

自分で決めたルールを守ることが大事です。

僕も、本当に自分で決めたルールを守れなくて、
本当に自分はダメだと何度も思います。

しかし、それでもルールを設定して、守って
いこうという気概はなくさないでいます。

これからでもまったく遅くありません。

自分で、無理のないルールを決め、それを一日一日
丁寧に、守っていくことが大事です。

それが出来れば、将来が圧倒的に変わるはず。

それを信じて、一日一日の歩みはのろいですが、
やっていきましょう。

物事、仕事などをスムースに開始するための、ちょっとしたコツ。

物事をスムースに進めるためのちょっとしたコツ。

それは、「次にやることを、さわりだけやっておく」
ことです。

例えば原稿などの文章を書くとき。

僕は毎日、本の原稿(本になるかならないか不明な
ものも含めて)を書いています。

一日、1項目ずつ書いていきます。

そして、その1項目が終わったら、面倒くさいという
思いを振り切って、次の1項目に取り掛かります。

でも、その1項目は、3行から5行くらい書いて、
中途半端な状態で保存します。

そして次の日は、その続きから書き始める。この
繰り返しをしています。

これをやると、次の日に思い出すための時間が短縮
できますし、文章がちょっと書いてあるので、
一から「何を書こうかな」と迷うことがあまり
ありません。

だから速く進められます。

仕事でも、ちょっと頑張って、翌日にやることの
さわりだけやっておけば、次の日すぐはじめることが
できる場合が多いです。

何て言うんでしょう。例えば今日10の仕事をして、
明日10の仕事をするとき。

10.2くらいまでやって、終わっておくのです。

そしたら次の日がスムースにスタートできます。

あえて机の上に、翌日やる仕事の書類を置いておく
事もあります。

「何をしようかな」とか、「どうやってやろうか」
とか、余計なことを考えなくてすむので、いいです。

このブログにしても、本当なら翌日分をちょっと
書いておけばいいのでしょうね。
そうしたら多分、続けられるのでしょう。

ちょっと参考にしてもらえれば、と思います。

創造・創作を積み重ねていく。

これから、日本経済は規模が縮小していくでしょう。
だからといって悲観するのではなく、それを受け止め、
その環境に対応していくことが大事ではないかと
考えています。

今後10年から20年後も、仕事を続けていくためには、
これまでやってきたことを見直す必要があります。

見直して、そのまま進もうと思えばそれでもいいし、
方向を変えるのであれば変えて、そちらにまい進して
いけばいいです。

どちらにしても、これまでと同じように、

・言われたことをやる
・要求されたことに応える
・処理をする

だけでは、先細りになるでしょう。

もちろん、「たかが仕事」なので、仕事の面で、
先細りを選択することは悪いことではありません。

ただ、先細りにならないようにするのであれば、
ただ言われたことをやるとかではなく、何かを
創り出していかなければいけないでしょう。

どんな小さなものでもいいので、自分で考えて、
創り出す。創作する。創造する。

そういったことが求められていきます。

いま、企業の中で活躍している人、仕事をしている
人も、それが必要になるでしょう。

誰もが何かを創り出すという環境はどんどん
整えられつつあります。

それを利用しないでいる意味はありません。

何でもいいのです。何かを自分で考えて、創り出す。

それを目指して、地道に練習していきましょう。

創り出したものは、積み重ねで残ります。
陳腐化しますが、残ります。

毎日毎日、丁寧に積み重ねていけば、とんでもない
ところに行くことがあります。

それを信じて、創造・創作を積み重ねていきましょう。

 

(山本憲明著者ページ)
http://goo.gl/MrZUvF

とにかく全体を見ることが大事

とにかく全体を見ること。
これを心がけるようにしています。

人は、どうしても自分の身の回りのことに
気を取られてしまい、全体が及ぼす影響を
忘れがちになってしまいます。

もちろん、小さなことから派生して大きな
問題になることも多いのですが、
全体を見ておけば結構うまくいく、
そういったことも多いはずです。

一つの例を挙げます。

前から何度かブログでも書いていますし、
書籍にも書いてきたことですが、例えばの話しで
お金の話をします。

世界の人口、特に景気や株式の指標に連動する
と言われている多消費世代(主に40代)の人口
については、これから2035年までは結構伸び、
そのあと伸びがなくなっていきます。

資本主義経済が自己膨張していくシステムだと
いうことも考え合わせると、2035年までは
世界全体に投資することで、資産が増えること
になるはずです。

だから、資本主義と人口の増加による経済の
成長(世界全体)を信じて、2035年までは
世界分散投資をやる、という手はあるはずです。

ただこれはすごく地味ですし、パアっと儲かる
話しではありませんので、結構無視されます。

そこを無視せず、毎月積み立てていく人は多分、
2035年になったら「あのとき始めて良かったな」
と思うようになるはずです。

これも、細かいことを見ずに、全体を見るという
ことの一つです。

人口の話などは、あまりよくわからないかも
知れませんが、下記のような本にちゃんと
グラフが描かれています。

→ http://goo.gl/WJWkdJ
→(日本語の本なら) http://goo.gl/tyr30W

こういうグラフを見ておくのも大事だと考えています。

ただ、おそらくこういった記事は面白くないので、
ほぼ無視されるでしょう。

しかし、多分無視せずに騙されたと思って始めた
人は、2035年に振り返って喜んでもらえれば
と思います。

また、人生をトータル(全体)で考えることも
有用です。

いつ死ぬかはわからないので、決して確実では
ありませんが、死ぬまでの人生をイメージして、
そこからやることを考えてみるということも大事です。

例えば体に気をつけて、交通ルールを守り、
規則を守って穏やかでいて、睡眠をとり、
運動をして、無理をしなければ、確率的に
長く生きることが出来るはずです。

その前提で、人生を考えてみます。そうすると、
今例えば僕と同じ45歳だとしても、これから始めて
60歳で何かをものにすればいいや、などという
計算も立ちます。

それは仕事上のことでもいいし、スポーツでもいいし、
なんでもいいでしょう。

全体を思い浮かべ、その中でデザインすることが
大事です。

日本だけを見るのではなく、地球儀を常に見て、
日本の狭さやロケーションをイメージするとか、
他国の場所や関係性をイメージすることは
結構大事なのではないかと思います。