そろそろ、
・景気が悪い。
・消費が低迷している。
だから、これが悪い、あれが悪い。
政治が悪い。何とかしろ。
大変だ、これからどうするんだ。
というのを、やめにしませんか。
まず、大まかな流れをつかみましょう。
「The Great Depression Ahead」という
本があります。
これは英語で、僕は訳が分からないのですが、
各国や全体の支出・消費傾向などが、
グラフでたくさん載っています。
ご興味がある方は、グラフを見るだけでも
勉強になると思います。
このようなグラフを見ると、日本は一応2020年
にピークを迎えますが、それ以降はずっと
(グラフでは、2090年まで)落ちていきます。
つまり、経済は縮小し、景気はずっと悪いという
感じになるでしょう。
世界全体を見ると、まだ望みがあります。
2035年付近まで(あと20年くらい)は、右肩
上がりのグラフになっています。
そこから伸びが鈍化しますが、右肩上がりは
しばらく続きます。
この、大まかな流れをつかんでおきましょう。
「景気」という言葉を確認したいのですが、
「景気が悪い」というのは、
「以前に比べて、経済的な状態が悪くなってきた」
という状態を言います。
なので、2・3年とか5年とか、それくらいの
スパンで、「前より良くなってきた、悪くなって
きた」など言っている場合が多いでしょう。
短い期間での感覚を検討することももちろん大事
です。
しかし、長い目で見て考える、ということも必要
でしょう。
何年くらいまで上がり、何年くらいから下がる。
などという、全体的な感覚を基本においておくと、
結構便利です。
あと、景気が悪い、消費が落ちている、なんとか
せいや、などと言いますが、
デフレでもいいことはたくさんあるのです。
景気が良くなり、全体的に上がっていったと
しても、僕たちが完全に恩恵を受けることは
ありません。
完全に追従するわけではありませんが、
消費が奮わず、給料が下がって、あまりモノを
買えない状態になっても、物価が低ければ
同じだけ買えるのです。
そして、景気が良くなってお金が増えようとも、
インフレ状態になってしまえば、お金の価値が
下がり、結局買えるものが同じだったりします。
経済の細かいことを話し出すとキリがないので
ここでやめておきますが、
「景気が悪い、消費が減っている、なんとかしろ」
などというのは、どうもステレオタイプで
はめ込まれた意見に染まってしまっている感じ
がしなくもありません。
全体をまず見て、最近の状況を確認し、ある程度
将来を想像して、対策を立てていけばいいのでは
ないかと思うのです。
これまでもそうでしたが、とりあえず僕たちは、
なんとか対応することが出来るはず。対応力は
強いはずなのです。
景気が悪いと嘆き、誰かを責めるのではなく、
全体を把握してそれに対応していきましょう。
★★
「note」で、『著者としての「出版のすべて」』
という記事を書きました。
https://note.mu/yamamotonoriaki/n/n8ac43206ffbf
有料ですが、僕の出版について、すべてを書いて
いますので、お読みいただければ参考になると
思います。
よろしくお願いいたします。
★★
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