これからやってくる「新時代」とは、 どんな時代なのか-日本の人口動態が大きく変わる。

これからやってくる「新時代」とは、
どんな時代なのか①

これからやってくる新時代について、どんな
時代になるのか、考えてみたい。

まず一つ挙げるとすると、日本の人口動態が
大きく変化して、年齢構成が変わっていく
ことが挙げられる。

これはどこでも言われていることなので、
もうみんな認識していることではあるが、
「気づいたときには変わっていた」ということ
にならないようにしたい。

簡単に言うと、新しく生まれる子どもがどんどん
減っていて、高齢に達する人が増えていくと
いうこと。

そして、医療の発達その他さまざまなことが
要因となり、平均寿命がどんどん上がっていく
ため、高齢の人の割合が増えていく。

さらに、「多消費世代」と呼ばれる40代の
絶対人口がどんどん減っていく。

そのため消費が増えなくなる。それによって
日本の経済が縮小していくことにつながる。

2016年版の「高齢社会白書」によると、2050年
(僕は70歳になる年)には、日本の人口は
9,708万人となって1億人を割り、
64歳以下の人口が約5,940万人に対して、
65歳以上の人口は約3,768万人となる。

(2015年は、64歳以下約9,319万人、
65歳以上約3,393万人)

高齢社会白書→ http://bit.ly/2iJEWzq

65歳で区切ることは、今後実態と合わなくなって
くる(65歳でもまだ若いから)だろうが、高齢者
が増え、若い人がどんどん減るという傾向は
しばらく続き、そのことによりいろいろな影響が
出てくる。

これらは常に言われていることで、認識して
いる人も多いだろう。

この人口動態の変化により問題となるのが、
社会保障と経済成長についてであって、
健康保険や年金などの再配分機能は上手く
いかなくなってくるだろうし、消費の増加が
見込めないことにより、経済成長が達成される
可能性も低くなってくるだろう。

1970年代までの高度成長期、その後の安定
成長期、バブル崩壊後のゼロ成長期と同じ
感覚でいると、すべてがうまく行かなくなる。

成長期には、みんなと同じことをして、努力を
すれば成長でき、いい思いをすることが出来た。

ゼロ成長(バブル崩壊後)は、みんなと同じ
ではうまく行かないこともあったが、努力が
報われることもあり、うまく行く人はうまく
いった。

でもこれからはマイナス成長期に入る。

マイナス成長期には、みんなと同じことをすれば
みんなと一緒に下がっていくし、努力をしても
報われないことの方が多くなるだろう。

社会保障も今のままの制度では間違いなく立ち
行かなくなる。

「新しい時代に入った」と認識して、覚悟して
いろいろなことを変えていかなければならない
だろう。

まずは自分が変わらなければならない。

マイナス成長期、つまり「下がっていく時代」
において、自分はどうすればいいか、何を
すればよいか、ということを常々考える
必要が出てくるはずだ。

その考えの一助になればいいかな、と思う。

そして自分自身も変えていかなければ、
変わって行かなければならない。

★★

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