変化しなきゃヤバい。

昨日、メールマガジンで書いた記事を転記します。
僕がいま考えていることです。
小見出しは追加しています。

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[NO.754]変化しなきゃヤバい、と思う。

若い人ほど、大きな変化を経験するようになる。

先日、ある先輩経営者の方と話していて、
とても勉強になったことがありますので、
ここでお話ししたいと思います。

その人が本などを読んで思いついたことは、

「これから、若い人ほど大きな変化を経験するようになる」

ということです。

これは別に普通のことに思えますが、よく考えると
とても重要なことです。

人類の文明は、少しずつ進化してきています。
進化をグラフにすると、ずっとゆるやかに進化して
きて、産業革命以降はより大きく進化し、戦後さらに
高度成長で進化してきました。

しかしその進化率(変化率)はそれほど大きくなく、
少しずつ進化してきたと言えるでしょう。

そして今、ロボットやAI(人工知能)が進化しつつ
ある過程であり、本格的にAIが進化していくと、
AIが自分でより進化し、そのスピードは高くなって
いくでしょう。

例えば完全に自動運転となったり、自動車が空を飛ぶ
時代などももしかしたら目前なのかもしれません。

今後どうなるかはわかりませんが、電化製品の
普及スピードなどを考えてみても、どんどん速度
が上がってきており、これからも進化は大きく
なっていくでしょう。

(参考)
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2280.html
(洗濯機や冷蔵庫などは、意外に普及スピードが
速かったようですが、このグラフの傾きが
どんどん立ってきていることはわかると思います)

社会の変化スピードも、どんどん上がってきていますし、
これからは等比級数的に変化量が大きくなっていく
のではないかと考えています。

一方、人間の平均寿命を見てみると、日本人の場合、
現在は男性80歳位、女性87歳くらいですが、
主な年齢の平均余命を見てみると、今生きている
人は、軒並み85歳から90歳くらいまでは生きそう
であり、これからもどんどん生きる年数は増えていく
はずです。

今の若い年代の人達(例えば、17歳前後の僕の
息子たちの世代など)は、100歳まで生きても
おかしくないと思います(「LIFE SHIFT」でも
書かれていました)。

とすると、今若い人たちは、これからますます
長く生きるとともに、ますます大きくなる変化
を経験していくということになります。

僕自身も、自分のことはまだ若いと思っています
から、これから大きな変化を経験するんだな、
という感覚でいます。

これから生きていく上で大事なことは何か

そうなると、これから生きていく上で大事なことは
何になるでしょうか。

それは、
・変化に対応していくこと
・自分も変化していくこと
ではないでしょうか。

つまり、これまでの延長線上で生きていくことより、
変化していくことの方がよっぽど大事、ということ
になります。

既成概念は、過去の積み重ねから生まれたものですから、
そのようなものも無視していくということですね。

・いま○○をやっているから
・いまは△△がうまく行っている

このようなことは、捨てていかなければいけません。

ある程度は、社会の変化などを読み取り、推測して、
先回りして動かないといけないのかもしれません。

「自分はこうやってうまく行った」ということよりも、
「今後はこうなるから、こうした方がいい」という
ことのほうが価値ある情報と言えるでしょう。

そもそも、自分もそのような本を出していて申し訳
ないと思っているのですが、過去の経験を語り、
「こうやったからうまく行った」というのは、
なかなかその通りにやってもうまく行かないものです。

それは、社会などが変化しているからです。

変化に対応することが一番大事なことはもちろんですが、
他にも色々なことを考えることが出来ます。

ロボットやAIがとんでもなく進化すると、いま人が
やっている仕事の多くが必要なくなります。よく言わ
れることですから、それを考えている人も多いでしょう。

今のところ抵抗勢力が強く、ドラスティックに多くの
職業が無くなることはないのかもしれません。

しかし、社会の変化はこれから等比級数的に大きく
なっていくわけですから、その抵抗勢力を飲み込んで
しまう可能性だって充分にあります。

そうなると、仕事がない人が増えるはずです。

仕事が出来なくなる。

いま、年金の受給開始を70歳にして、それまで働ける
社会を創ろうとか、雇用を増やそう(トランプさんも)
などと言われていますが、それはどだい無理な話でしょう。

仕事は確実に減るはずですし、残ったとしても低賃金
の仕事になるでしょう。

そうなると、おそらく「ベーシックインカム」などの
制度が導入され(されるのがいいと個人的には思います)、
働きたくない人は働かなくてもいいという形になる
かもしれません。

モノの値段は下がっていく。そして、時間が大事になる。

そして、人が必要ないとなると、モノの値段も大きく
下がるでしょう。つまり、生きていくのにお金が
掛からなくなります。

そもそも今だって、家(特にマンション)は、本気を
出せば数百万円とかで買えるでしょうし、一つの家が
数十万で作れるなんてこともできるはずです。

いろんな規制があって、モノが高くなっています。
それが、時代の波に負けて安くなり、生活するのに
お金が大して必要ない時代になるはずです。

そうすると、お金の価値が相対的に下がり、それに
伴って、仕事の価値、地位とか名誉などの価値が
下がります。

あまりお金のことを考えなくても生きていける世の中
になる可能性は大きいと思っています。

それよりも大事なのは、時間です。
時間をどう使うか、これは切実な問題でしょう。

なんたって、仕事が減って長生きするわけですから、
代わりになにか時間を使えることを探さないといけない
わけです。

「いかにお金を使って贅沢をするか」という、
いま尊ばれている価値から、

「いかに、幸せな時間を長く過ごすか」という
価値に変わるでしょう。

また、寿命が延びたとしても、健康でなければ多くの
場合幸せではないでしょう。

時間の価値が上がれば、今まで趣味や遊びだと思われて
いたことの価値が上がってくるはず。

そのような産業に携わることを考えてみても
いいかもしれません。

まとめると、やはり変化することが大事

・これからは変化に対応していくこと、

・お金やモノ、仕事、地位、名誉などよりも
 時間、遊び、余暇、楽しい事、健康が大事に
 なっていくのだから、そっちを大切にする。

ということだと、僕は考えています。

しかし、多くの人はこのまま、今の延長線上で
生きていくはずです。

僕自身は、

・なるべく仕事を減らしていき
・ストレスがかかることを避け
・食事・運動で健康を保ち
・遊びや好きなことをより大切にし
・好きな「書くこと」を多くやっていき
・お金にはこだわらない

ことを意識して毎日を過ごしていこうと思います。

毎日の一分一秒の行動を、上記を軸にして選択
していきたいと思います。

みなさんは、これまでの延長線上で生きていきますか?

それとも、変化していきますか?

 

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