人生とお金(9) 「不労所得」を得る必要がある(不労所得入門)

引退までにある程度のお金を貯め、引退後は年金と蓄えの取り崩しによって生きていく、その概算を設計しよう、というお話をしましたが、ここで少し話を変えてみます。単純に貯金をして、それを取り崩していくという概念を取り払うことが出来るものがあります。それが「投資」や「不労所得」ということになります。

前項で、「老後2,400万円のお金が必要」ということを書いたのですが、「投資」や「不労所得」について学び、実行できれば、2,400万円も貯金をする必要がなくなります。

まずは、不労所得について考えてみましょう。不労所得とは、ある程度の財産があり、その財産が「毎年(毎月)お金を生み出すもの」であれば、毎年の収入を確保できる、というものです。仕事をやめた後に必要なお金が毎年300万円とします。この時、年金が年200万円しかもらえないのであれば、毎年100万円不足しますよね。この100万円の不足はそのままでは何ともならないので、毎年の生活費などを削って200万円で生きていく必要があります。

ところが、毎年100万円、仕事をしなくても入ってくるお金があるのであれば、その不足額を補うことが出来ます。この100万円が「不労所得」ということです。基本的過ぎて拍子抜けでしょうか。

不労所得には、本当にさまざまなものがあります。例えば毎年配当金を生み出してくれる株式や、不動産を買って賃貸に出し、その賃貸料も不労所得ということになります。ある事業を興してその会社株式を持ったとして、その仕事をやめた後にもその会社が儲かって配当を出してくれれば、それも不労所得ということになります。もちろん、不労所得を生み出すまでには労力が必要ですし、特に不動産所得などはメンテナンスなどが必要で労力を要する場合もありますが、基本的にはあくせく働かなくても入ってくるお金ですので、不労所得と言えるでしょう。

不労所得を得るためには、その所得を生み出してくれる「資産」を買い、積み重ねていく必要があります。所得を生み出してくれるのが「資産」ですので、まずは効率よく不労所得を生み出してくれる資産を買っていくことを考えなければなりません。もちろん、「預金」や「貯金」も不労所得ではありますが、その利率はとても低く、充分な不労所得を生み出してはくれません。だから「投資」を正しく学ぶ必要があるのです。

私個人としては、「高配当株」をコツコツ毎月購入して、将来の不労所得を得ようとしています。高い配当を出してくれる株式を購入し、決算状況などを見ながらメンテナンスしていきます。上手くいけば、毎年資産残高の3~4%位は入ってくる計算となります。年100万円の配当を生み出してくれる元となる資産は、年利3%の場合で3,300万円程度必要となります。それに達するまでコツコツ投資をしていくのは大変ですが、将来ずっと(メンテが必要ですが)不労所得を生み出してくれる、優秀な資産ということが出来そうです。